何かと忙しい年始に、ほっと一息つける温かいぜんざいはいかがでしょう?ということで本日は、京都府内の注目したいぜんざいをご紹介。
“ぜんざい”の由来やスタンダードなぜんざい、抹茶・白小豆といった個性派までさまざまなぜんざいが揃います。ぜひ、お出かけの合間にぜんざいで温まってくださいね。
※記事中の情報・金額はすべて2025年1月時点・税込表記です。
「善哉」の名付け親は一休禅師!?
【京田辺市】酬恩庵一休寺/販売期間:通年※夏季は冷やしぜんざい
一休禅師が再興し、宗祖への恩に報いるために「酬恩庵」と名付けた「酬恩庵一休寺」。実は「善哉(ぜんざい)」の名付け親が一休禅師だったことはご存知でしょうか? 初めて善哉を食べたときに「善哉此汁(よきかなこのしる)」と感想を言ったことが名の由来なのだとか。
境内の庫裏では、香ばしく焼き上げた大きな焼き餅と、ふっくら丁寧に炊き上げた小豆が入った「一休善哉」(写真左上・900円)がいただけます。ちなみに、夏季は白玉が入った冷やしぜんざい(写真左下)、秋季・観梅の年2回行われる特別拝観時には、汁がない「亀山」スタイルのお善哉(写真右)が提供されますよ。こちらでは八幡市の走井餅老舗のお餅を使っているそうです。
また、1月1日は一休禅師のお誕生日! 一休寺では毎年1月の最終日曜日に、「一休善哉の日」を開催して一休禅師を偲びます。この日は参加者が新年の誓いの言葉を奉納した後、善哉の振る舞いがありますよ。前売りチケット(250枚限定)には限定特典が付いていますので、HPをご確認ください(当日券あり)。
■■INFORMATION■■
酬恩庵一休寺
住所:京田辺市薪里ノ内102
電話:0774-62-0193
時間:9:00~17:00(宝物殿9:30~16:30)
拝観料:600円
HP:https://www.ikkyuji.org/
一休さんと酬恩庵一休寺を深堀した記事はこちら↓
ぼた餅屋さんが作る冬の名物
【京丹後市】豪商 稲葉本家 吟松亭 /販売期間:冬季
京丹後市久美浜町にある「豪商 稲葉本家 吟松亭(ぎんしょうしゃ)」は「ぼた餅」が名物です。
そんなぼた餅屋さんが作る「ぜんざい(おもち2個入)」(800円)は、ぼた餅のあんこを作る過程でこだわりの塩をプラスし、ぜんざい用のあんこを作ります。お餅は米農家から特注したもので、お米の香りと焼いても硬くならない柔らかさが特徴。
こちらは「抹茶ぜんざい(おもち2個入)」(1,500円)。お店で使っている抹茶をふんだんに使い、ふんわりと点てた抹茶の中に、ぼた餅用のあんことお餅が入った苦みと甘みがクセになる味わいです。
同店のメインは稲葉本家住宅の見学。ぜひ、京都一の豪商のお屋敷も楽しんでくださいね。
豪商 稲葉本家の中を見学した記事はこちら↓
■■INFORMATION■■
豪商 稲葉本家 吟松亭
住所:京丹後市久美浜町3102
電話:0772-82-2356
時間:9:00~16:00
休み:水曜(祝祭日の場合は営業、翌日休み)
HP:https://www.inabahonke.com/
福知山観光の小休止に立ち寄りたい
【福知山市】お土産と喫茶 足立/販売期間:12月~4月下旬
福知山市にある「お土産と喫茶 足立」では、店名のとおり、福知山市のおいしいものや楽しいものがたくさん詰まったお店です。喫茶ではできるだけ安全なもの・地元のものを使い、ほっと一息つくのにぴったりなメニューが揃います。
「おぜんざい(お茶付き)」(913円)は、京都府内産のもち米を使い、自家製のあんこをたっぷり使ったひと品。甘すぎず、ほど良い塩気が効いた食べやすいおぜんざいです。おぜんざいはテイクアウトもできるので、福知山観光の合間に休憩とお土産探しに立ち寄ってみてはいかがでしょう?
■■INFORMATION■■
お土産と喫茶 足立
住所:福知山市駅南町一丁目268
電話:0773-45-7757
時間:10:00~16:00(LO15:00)
休み:土・日・祝日、月曜 ※祝日の場合は休業。火曜はテイクアウト・お土産販売のみ営業。
HP:https://www.omiyage-kissa-adachi.com/
宇治抹茶に浮かぶあんこと白玉は必見
【宇治市】通圓茶屋/販売期間:通年
宇治橋東詰に位置する「通圓茶屋」は、平安時代に創業した老舗お茶屋さんです。店内には江戸時代の造りも残っており、歴史を感じられます。
お茶の香りと共にいただきたいのが、「抹茶ぜんざい」(980円)。粒餡の優しい甘さと宇治抹茶の程よい苦味の絶妙なバランスがたまらない逸品です。餡を抹茶に溶かしながら食べるのがおすすめですよ。
■■INFORMATION■■
通圓茶屋
住所:宇治市宇治東内1
電話:0774-21-2243
時間:喫茶10:30~17:30(LO17:00)
休み:不定休
HP:http://www.tsuentea.com/
見目麗しい真っ白なぜんざいはいかが?
【京都市】茶寮 宝泉/販売期間:10月~4月(気候により変更あり)※5月~9月は冷やしぜんざい
下鴨神社から徒歩約10分。築約100年以上の数寄屋造りのお座敷で和スイーツをいただけるのが「茶寮 宝泉」です。
こちらでは希少な白小豆を使った「白小豆ぜんざい」(1,250円)がいただけます。白小豆はクセがなくさっぱりとした味わいが特徴。また、通常の小豆よりも粒が小さいため、潰さずに柔らかく炊き上げるのには熟練の技術が必要なのだとか。
ちなみに、丹波大納言小豆を使ったスタンダードなぜんざいもありますよ(「丹波大納言ぜんざい」〈1,250円〉)。2種類のぜんざいを食べ比べてみるのもありかも。
■■INFORMATION■■
茶寮 宝泉
住所:京都市左京区下鴨西高木町25
電話:075-712-1270
時間:10:00~17:00(LO16:30)
休み:水・木曜 ※年末年始休業あり
HP:https://housendo.com/
和束産シングルオリジン抹茶のぜんざいを堪能
【京都市】SHUHARI KYOTO 京都西陣ろおじ店/販売期間:11月中旬~4月初旬
「SHUHARI KYOTO(シュハリ キョウト)」は、和束茶の個性や風味を知ってほしいと、和束産の茶葉1種類のみを味わう「シングルオリジン抹茶」を販売するお店です。
こちらのシングルオリジンの抹茶ドリンクやスイーツを楽しめるカフェが「SHUHARI KYOTO 京都西陣ろおじ店」です。
「濃茶ぜんざい」(650円)は、抹茶の中に抹茶餡とあんこ、お餅を浮かべたひと品。あんこには甘さ控えめの中村製餡所のあんこと、自家製の抹茶餡を使用し、食べる直前に抹茶をかけていただきます。濃厚な抹茶餡と焼き立てのお餅、さっぱりとした抹茶との相性は抜群!京都ならではの“ろおじ(路地)”の雰囲気と合わせて楽しんでみてください。
■■INFORMATION■■
SHUHARI KYOTO 京都西陣ろおじ店
住所:京都市上京区東西俵屋町144番地
電話:050-3702-1981
時間:13:00~17:00
休み:火~金曜 ※土・日・月営業
HP:https://shuharikyoto.co.jp/