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大きさだけが自慢じゃない!? 京都府内の巨大な◯◯に注目!

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巨大なモノを目の前にすると、その迫力に圧倒されて、思わず釘付けになってしまいますよね。最初はただただスケールの大きさに驚くばかりですが、眺めているうちに、なぜこの場所に?なぜこの形?など、さまざまな疑問が湧いてくるはず。そんな興味をそそられる巨大な○○を京都府内で探しました!

難読地名「間人(たいざ)」の由来はこの方!

間人皇后母子像@京丹後市

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京丹後市・後ヶ浜海岸近くにそびえ立つ高さ3.5メートルの巨大なブロンズ像のモデルは、のちの聖徳太子、厩戸王(うまやどのおう)とその御母・穴穂部間人(あなほべのはしうど)皇后のお二方。奈良から遠く離れたこの場所になぜ?と不思議に思いますよね。

実はこのお二人、曽我氏と物部氏の争乱を避けるため、一時期この地に身を寄せていたといわれています。そして、皇后が大和の国(奈良)に帰る際、この地に自らの「間人」の名を贈ったところ、村人たちは口にするのは畏れ多いと考え「御退座」にちなんで「たいざ」と読むことにした、という地名の由来とされる逸話まで! そうした歴史的なご縁から、平成元年(1989年)に建てられたのが、この間人皇后母子像なのです。

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高さ3.5メートルの間人皇后像に厩戸王(聖徳太子)の像が寄り添います。立岩をバッグにした夜の眺めは幻想的

母子像のすぐそばの砂浜にある、高さ20メートルもの巨大な一枚岩「立岩」も必見ですよ。この立岩もまた、聖徳太子の異母弟である麻呂子(まろこ)親王が鬼を岩穴に封じ込め、見事に退治したという伝説のスポット。歴史を秘めた巨大な像と自然岩を一度に楽しめるとは、なかなか贅沢ですよね。

周辺にはほかにも、13基の円墳からなる大成古墳群や、麻呂子親王の鬼退治伝説の絵巻物が残る竹野(たかの)神社、海岸段丘・柱状節理の巨岩・奇岩が連なる山陰海岸ジオパークの絶景など、見どころが盛りだくさん。余すところなく堪能するなら、地元のガイドさんによるガイドウォークがおすすめですよ♪

■■INFORMATION■■
間人皇后母子像
京丹後市丹後町間人
電話:0772-72-6070(京丹後市観光公社)
時間:見学自由
駐車場:有

温泉リゾートで待ち受ける木造ラビリンス

迷宮 二王門迷路@綾部市

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国宝の光明寺二王門があることで有名な綾部市上林地区。美肌の湯として名高い「二王の湯」や、地元食材をふんだん使ったグルメなどが楽しめるエリア屈指の人気スポット「あやべ温泉」に、巨大迷路があるのをご存知でしょうか? 今年の3月にオープンしたばかりの新施設、その名も「迷宮 二王門迷路」。1400平米の広大な敷地いっぱいに、京都府産の杉材を組み合わせた迷路がめぐらせてあります。

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迷路内の小高い塔や周囲の山が、現在地を知る重要なカギに。それでもクリアが難しい場合は、各ブロックの「リタイア出口」から脱出しましょう

木のぬくもりを味わいながら気楽に楽しもう♪などという油断は禁物です。迷路はA〜Dの4ブロックに分かれており、Aブロックは一般的な迷路、Bブロックは隠し扉などの仕掛けを凝らした忍者屋敷のような迷路、Cブロックはアスレチック要素のある迷路、DブロックはA〜Cの合体版と、かなり変化に富んだ造り。しかも、壁の色や形が前後左右ほとんど同じなので、方向感覚に自信がある大人でも迷子になりやすい、恐るべき“迷宮”なのです…!

一筋縄ではいかない巨大迷路とあって、ゴールした時の達成感は格別! ほっとした途端にどっと疲れが出た時には、迷わず天然温泉やグルメの癒しをどうぞ♪

自然の中で一日遊べる!あやべ温泉に “難しすぎる” 迷路が誕生

京都府綾部市の中でも自然豊かな上林(かんばやし)地区にある「あやべ温泉」に、2021年3月28日にオープンした大型迷路「迷宮 二王門迷路」。あやべ温泉に迷路? しかもこれが“かなり難しい”と聞き、KYOTOSIDEスタッ […]
www.kyotoside.jp

■■INFORMATION■■
迷宮 二王門迷路(あやべ温泉 二王館
綾部市睦寄町在ノ向10
電話:0773-55-0262
時間:9:00〜17:00
休業日:第2・4月曜(祝日の場合は営業、翌日休み)
料金:600円(小学4年生〜中学生300円、小学生以下は無料 ※保護者同伴に限る)、お得なファミリー割1000円(大人2人、子ども2人)
駐車場:有

魔除けパワーを宿す“日本一の鬼瓦”

大江山平成の大鬼@福知山市

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丹波と丹後の国境にまたがる大江山は、能の曲目「大江山」などで知られる酒呑童子の伝説をはじめ、数々の鬼伝説が残る“鬼の本場”。麓にある大江地域には、国内外の鬼の文化・芸能を展示する「日本の鬼の交流博物館」があり、そこで温かく(?)出迎えてくれるのが、高さ5メートル、重さ10トンにおよぶ超ビッグサイズの鬼瓦「大江山平成の大鬼」です!

平成5年(1993年)の博物館オープンの翌年に誕生したこの鬼瓦は、「日本鬼師の会」に所属する全国の鬼瓦職人が、顔を130のパーツに分けて、各産地の土と焼成技法で作り、現場でつなぎ合わせた超大作。以来、日本一の鬼瓦としてこの地に君臨しています。

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「日本の鬼」「世界の鬼」「大江山の鬼」などのテーマ別に、鬼にまつわる貴重な史料を展示

鬼は古来、”魔なるもの”として畏れられてきただけでなく、魔除けのパワーがあると信じられてきました。そこで人々は、鬼の顔を象った鬼瓦を屋根の端などに取り付け、無病息災や家内安全を願ったのです。館内には、そうした鬼瓦のルーツや造形のうつり変わりをわかりやすく紹介するコーナーも設けられているので、そちらもぜひチェックしてみてくださいね♪

悪しく美しく愛おしい……京都に伝わる鬼の伝承【福知山市・宮津市・京都市】

今年は124年ぶりに2月2日が節分になる珍しい年です。京都には各地にさまざまな鬼の伝説が残っています。人々を苦しませる悪鬼から、人を惑わす鬼、人間味あふれる鬼などもりだくさん!今回は節分には欠かせない「鬼」のお話をご紹介 […]
www.kyotoside.jp

■■INFORMATION■■
大江山平成の大鬼(日本の鬼の交流博物館
福知山市大江町佛性寺909
電話:0773-56-1996
時間:9:00〜17:00(入館〜16:30)
休館日:月曜(祝日の場合は営業、翌日休み)
料金:330円(高校生220円、小中学生160円)
駐車場:有

子ども想いのまちづくりから生まれた個性派遊具

木馬公園@木津川市

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けいはんな学研都市の中心部に位置する「木津川台」という地域には、知る人ぞ知るユニークな公園があるんです。高さ10メートルを超える、巨大な木馬型遊具が設置されていることから「木馬公園」と名付けられています。

木馬の胴体右側にはジャングルジム、左側にはハシゴが付いており、背中の通路を伝って左右の行き来も自在。さらに尾の部分のすべり台からスルスル〜ッと一気に降りることもできちゃいます。対象年齢6〜12歳のちびっ子なら、エンジョイしてくれること間違いなしですよ♪

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しっぽの部分はすべり台に。しっかりとした材質で、安定感もバツグンです

木津川台にはほかにも、舟の形をした遊具が目玉の「川舟公園」や、長いすべり台がある「木津川台公園」など、遊具にこだわった公園が多数点在しています。今から30年ほど前、この地域が「近鉄ニュータウン木津川台」として開かれた際、「子どもに親しみを持ってもらえるような遊具を設置しよう!」を合言葉に、新しい公園づくりが進められたのだそうです。巨大木馬の見物がてら、木津川台の公園めぐりをしてみてはいかがでしょう?

■■INFORMATION■■
木馬公園
木津川市木津川台1丁目23番地1
電話:0774-75-1221(木津川市役所 管理課)
時間:入場自由
駐車場:無

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