今回はオール手漉き和紙で作られたこだわりの京文具と秘境のもみじをご紹介。
京都府綾部市の山間に、「日本一強い紙」といわれる黒谷和紙を生産する集落・黒谷があります。
秋の黒谷の紅葉を愛でつつ、心ときめく京文具ショッピングも楽しんじゃいましょう💛
今ドキ女子のど真ん中!黒谷和紙の文具カタログ
1つの商品が出来上がるまでに12もの工程が。黒谷の多く人々が手間ひまを惜しまず和紙作りに向き合い、強く美しい商品たちを生み出してきました。その背景を知れば、もっともっともっと愛着がわくこと間違いなし!紙漉きの様子はyotube動画でチェックしましょう~。
#豆ぶみ(450円)
小さな封筒と便箋がセットに。パンダ豆、そら豆、コーヒー豆など愛らしい豆シリーズ。このユニークな商品は黒谷和紙協同組合の若手職人が手掛けたもの。
#ノート(2,376円)、御朱印帳(4,406円)
左、御朱印帳の中では珍しいALL和紙。すべて手作業で作られたプレミアムな御朱印帳です。書き心地抜群で美しい御朱印に仕上げてもらえそう★右、芳名録や日記などにぴったりのノートは、保存状態がよければ1000年後も記録を残すことができるんだとか。
#名刺入れ(右:模様紙衣1,726円、左:型染め紙衣2,592円)
発売から40年というロングセラー商品。左は、着物や帯と同じ技法の型染め。右の二点は紙漉きのタイミングでさまざまな色の繊維を散らし、感覚を頼りに作るので全く同じ柄は二度とできないところが面白い。ふんわりとカラフルな模様に胸キュン💛
#黒谷和紙 耳付名刺(100枚入り3,500円)
和紙の四方が漉いたまま、耳付きの和紙の味わいを楽しめます。無地の名刺やハガキを購入しておき、旅から帰って活版印刷や木版画のキットを購入してオリジナル名刺やカード作りにいそしむのも素敵ですね。
(参考リンク)
レタープレスコンボキット(Letterpress combo kit) – レタープレスコンボキット通販 | letterpress combo kit | letterpress studio
竹笹堂監修 はじめての木版画キット – 【竹笹堂Online】木版画デザインの和紙製品・木版画材ショップ
黒谷和紙って??
さかのぼること800年前、平家の落人たちがこの地に身を隠し、山に自生していた「楮(こうぞ)」という植物と清流を利用して紙作りを始めたことが黒谷和紙のはじまりです。
写真は和紙会館。入口、左手に楮が植えられているので要チェック!
現在も30~56歳の職人7名が伝統的な製法を継承し手漉きにこだわった和紙を生産。京都府指定の無形文化財に指定されています。
谷間を流れる清流沿いに民家が立ち並び、各家々の入り口に小さな橋が架かる風景は黒谷ならでは。風情たっぷりのフォトジェニックな風景もお見逃しなく。
【注目イベント①】11/12(日)開催「黒谷和紙ともみじ祭」
毎年黒谷町が町を上げて行うイベント。編集部が気になるブースをご紹介します。黒谷和紙の発祥である落ち武者にちなみ、今年は町内に甲冑武者が登場するそうです!ぜひとも記念撮影を♪
手漉き和紙の大蔵出し市
B級品のビッグバーゲン!加工されていない大きな和紙のほか、レターセットや豆ノートなどもあるそう。商品ラインナップは当日のお楽しみ!!
※写真はイメージです
職人による紙漉き実演&ハガキ漉き体験
ハガキ漉き体験は送料込みで700円。8枚の和紙ハガキを職人さんの指導のもと、つくることができます。
ハガキ型染ワークショップ
今ドキ女子も興味津々、ポップでカラフルなモチーフの型染にチャレンジ。1枚300円。
熊野神社の絶景紅葉とご当地スイーツ
上段の写真は黒谷一の紅葉の名所、熊野神社は京都府の知る人ぞ知る隠れ紅葉スポット。境内が錦の紅葉に包まれ、散イチョウの絨毯も圧巻です。紙の原料「楮(こうぞ)」の葉を使ったケーキや和菓子など、黒谷スイーツにも注目!下段は山崎神社。まっ赤な紅葉が出迎えてくれます。
【注目イベント②】10/1~12/24開催「黒谷和紙の七変化」
黒谷和紙工芸の里では展示室リニューアルをきっかけに、創作素材として黒谷和紙を愛用する作家8名と黒谷和紙組合の商品を一堂に展示&販売。照明やバッグ、お皿などの実用品から絵画や立体のアート作品まで黒谷和紙が80点の作品に大変身します。黒谷和紙協同組合からは紙と絹糸で作った布・綜布(そうふ)の優雅な几帳(平安時代の衝立で目隠しのようなもの)を出品展示、ぜひご覧ください。
Information
黒谷和紙協同組合
※「黒谷和紙」は黒谷和紙協同組合の登録商標です。
■文具アイテムの購入は平日は黒谷和紙会館、土日祝は黒谷和紙工芸の里
開館時間はこちらからチェック
問い合わせ先:黒谷和紙協同組合(0773−44−0213)
■黒谷和紙ともみじ祭
問い合わせ先:黒谷和紙協同組合(0773−44−0213)※月~金曜9時~16時半
会場は黒谷和紙会館、山崎神社、熊野神社周辺
日時:2017/11/12(日)10時~15時 小雨決行
アクセス:JR綾部駅南口より地域巡回バスあやバス乗車、黒谷和紙会館前下車
【行き】10:17⇒10:44黒谷和紙会館前着
【帰り】13:55⇒14:22綾部駅着/16:55⇒17:22綾部駅着
そのほか、綾部市のもみじ祭についてはこちら
http://www.ayabe-kankou.net/file/2017_august.pdf
■黒谷和紙の七変化
開催期間:10/1~12/1の土日祝のみ
場所は黒谷和紙工芸の里
問い合わせ:0773-45-1056(土日祝9時~16時半)
0773-44-0213(平日は黒谷和紙協同組合まで)
入場料:300円
時間:9時~16時半(16時受付終了、体験は15時半まで)