梅雨時は植物たちがすくすく育ち、生命力に満ちは触れる季節。せっかくだから傘の端を少し上げて、自然を楽しみながらお出かけしてみましょう♪ 艶やかな木の葉や輝く苔、雨だれに揺れる花々にきっと元気をもらえるはず。今回オススメするのは、今から1200年ほど前に開かれた宇治市の古刹・三室戸寺。西国観音霊場の10番札所として普段から参拝客の絶えないお寺ですが、アジサイが咲き乱れるこの時季の美しさは格別なんです。乙女の間でうわさの恋愛成就!?ハート型のアジサイも必見ですよ☆
眼下一面に広がるアジサイの海
山裾にあるお寺だけあって、杉木立に囲まれた山道は清々しく、時折聞こえる鳥のさえずりがまたステキ♡「あじさい園」に向かう下り坂に差し掛かると、眼下一面に広がるあじさいの海に思わずため息が漏れます。
ぽわぽわ丸い西洋アジサイや楚々とした可憐な額アジサイ、「幻のアジサイ」と呼ばれた七段花など、見られる種類はなんと約50種1万株。今年は例年より少し開花が遅れており、見頃時季は6月中下旬からになるとか。6月25日までの土日には、19:00〜21:00までライトアップも行われているので、そちらもぜひ楽しんでみたくださいね(最終受付20:30)。
見つけられたら恋が叶うかも♡
三室戸寺を訪れたらぜひ探してほしいのが、ハート型のアジサイです。そういう品種があるの?と思いきや、これは自然のいたずらが生み出した奇跡。見つけられたら恋が叶う、一緒に見たらその人と幸せになれると噂が広まり、携帯電話で画像を撮って待ち受けにする人も多いんですよ。とはいえ、「自然の奇跡」なので、咲く場所は毎年違うしその数はわずか。気分は宝探しですね。
園内にあるお茶屋さんでひと休み
「あじさい園」の中には、花の時季だけオープンする「花の茶屋」があります。散策途中のひと休みに、こちらの「あじさいパフェ」900円はいかがですか。アジサイの花をかたどった琥珀糖や金平糖、カラフルな白玉がのっていて、中には抹茶味のアイスや寒天などがどっさり。「宇治にある三室戸寺」を満喫できる一品です。
絵馬もかわいいハートのアジサイ型
参拝にきたらやっぱり気になるのが、お守りなどの授与品。ころんとしたアジサイ型のお守りなど、アジサイ関連のものも人気ですが、注目はハート形のアジサイの絵馬500円。裏面に書かれているのは、ずばり「愛“Love”」の文字。ハート型のアジサイを待ち受け画面にして、絵馬に祈願すれば恋愛はカンペキかも♡
こちらも要チェック
本堂へ続く階段を上がると、なにやら人だかりが。その中心を見てびっくり!おじいさんの顔に蛇の体を持つ石像が!!!こちらは「宇賀神」といって、耳をさわると招福、髭をなでると健康長寿、しっぽをさすれば金運が訪れるというありがたい神様なんです。本堂前にはほかにも、手に持った球体の中に手を入れ、中にある卵型の石を立てられたら願いが通じるという「福徳兎」や、口の中にある玉石をなでると勝運がつくという「宝勝牛」も鎮座しているので、ぜひご利益を授かって帰ってくださいね。
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三室戸寺
所在地 宇治市莵道滋賀谷21
電話番号 0774-21-2067
拝観時間 8:30〜16:30(11月1日〜3月31日は〜16:00)※拝観受付は各30分前まで
拝観料 500円
HP http://www.mimurotoji.com