夏のお楽しみの一つといえば「花火」!
関西ではびわ湖花火やPL花火、天神祭奉納花火などが有名ですが、京都府下にもステキな個性派花火がたくさんあります。
今回は、数ある京都府下の花火イベントの中から、灯籠流しやライトアップなど、「もう一つの明かり」も楽しめるものをピックアップ。
空と陸・海の光のコラボレーションを満喫しましょう♪♪
あやべ水無月まつり
明治時代に祖先の供養のため、川へ灯籠を流したのが始まりとされるお祭りです。その伝統を今も受け継ぎ、花火の打ち上げ前には、色とりどりの灯籠が由良川に流されます。淡い光がゆったりと水面を流れる光景は、涼やかで幻想的。夏の風情を満喫できます。一方、20:00から始まる打ち上げ花火は、息を飲むほどの華やかさ。「華麗なるオープニング」を皮切りに、5〜4号玉やスターマインが続々と打ち上げられ、フィナーレの「金銀の空中ナイアガラ」では、夜空が光でいっぱいに。打ち上げ花火の前後には「あやべ良さ来い」も行われているので、そちらも併せてお楽しみください。
【開催データ】
開催日時 :7月22日(土)花火は20:00~20:45 ※小雨決行、荒天の場合は中止
打ち上げ数:約4000発
開催場所 :綾部市川糸町 由良川周辺
アクセス :JR山陰本線「綾部」駅下車徒歩約10分
問い合わせ:0773-42-0701(あやべ水無月まつり実行委員会〈綾部商工会議所内〉)
http://ayabeminatsuki.org/
間人みなと祭
間人(たいざ)は、幻のカニとも呼ばれる「間人ガニ」の水揚げ港として有名な港町。間人みなと祭は、豊漁を祈願する漁師の祭として始まった、丹後町最大級の夏祭りです。日が暮れると、色とりどりの大漁旗を掲げた係留中の漁船が一斉にいさり火を点灯。港町ならではの光景が広がる中、目の前で頭上いっぱいに花火が打ち上げられます。間近に迫る山に音が反響して迫力は倍増。打ち上げの音すら聞こえ、都会の花火大会にはない興奮が楽しめます。また、日中には、2015年に復活した宝船「梵天丸(ぼんてんまる)」に間人皇后に扮した女性や小学生らが乗り込み、福菓子などをまきながら区内を巡る「宝船巡行」も実施されます。
【開催データ】
開催日時 :7月25日(火)花火は20:30〜21:15 ※小雨決行、荒天時中止
打ち上げ数:約800発
開催場所 :京丹後市丹後町 間人港周辺
アクセス :京都丹後鉄道「峰山」駅から間人行バスに乗り換え、「間人」下車徒歩すぐ ※花火大会終了後のバスはありません。帰りの交通手段や宿泊先を確保してからお出かけください。22時までなら「ささえ合い交通(住民タクシー)」で峰山駅までは帰着可(問い合わせ:NPO法人気張る!ふるさと丹後町090-1441-6480)
問い合わせ:0772-75-8040(間人みなと祭実行委員会)
第42回みなと舞鶴ちゃったまつり
「〜された」を意味する舞鶴の方言「ちゃった」から名付けられた、夏を盛り上げるお祭りです。当日は8:00からボート競技の「舞鶴市民ちゃったレガッタ」、17:40から海上パレード・イルミネーションが実施され、町全体がウキウキ気分。メインイベントの花火大会では、スターマインやフィナーレを飾る「みんなの花火(大スターマイン)」が、夜空と海面を染め上げます。海上にはイルミネーションに彩られた船が浮かび、とってもロマンチック。29日18:00から行われる前夜祭では、西地区商店街で手作りみこしや民踊ながしも行われるので、一泊して思いっきり舞鶴の夏を満喫するのもいいかも☆
【開催データ】
開催日時 :7月30日(日)19:30~20:30(予定) ※雨天時は翌日に延期、翌日が中止の場合は未定
打ち上げ数:約5000発
開催場所 :舞鶴市字浜 東舞鶴浜海岸
アクセス :JR舞鶴線「東舞鶴」駅下車徒歩約15分~20分
問い合わせ:0773-62-4600(みなと舞鶴ちゃったまつり実行委員会〈舞鶴商工会議所内〉)
千日会観光祭 2017
久美浜湾のほとりに建つ古刹・如意寺の「千日会」にちなんで開催される夏祭りです。付近では古くから「この日に如意寺のご本尊をおがむと1000日分のご利益を得られる」といわれ、多くの人が参拝に訪れてきました。当日は一発の打ち上げ花火を合図に、対岸のかぶと山に大文字が点灯。久見浜湾には約3000個の灯籠が流され、あたり一帯は別世界へと変わります。そして湾を灯籠が埋め尽くす頃、轟音とともに続々と打ち上げられる打ち上げ花火……。厳かに燃える大文字と風流な灯籠流し、そして壮麗な花火という三つの光の共演は、このお祭りならではのお楽しみです。
【開催データ】
開催日時 :8月9日(水)19:30~20:30 ※小雨決行、荒天時は15日(火)に延期
打ち上げ数:約1300発
開催場所 :京丹後市久美浜町 久美浜公園(浜公園隣)
アクセス :京都丹後鉄道「久美浜」駅下車徒歩約6分
問い合わせ:0772-82-1781(久美浜町観光総合案内所)
第71回京都南丹市花火大会
旧名を「やぎの花火大会」といい、今年で第71回目を迎える歴史ある花火大会。その始まりは、敗戦間もない昭和22(1947)年。戦没者を慰霊するとともに、町の人々に夢と希望を持ってもらおうと、20発の花火を打ち上げたのが最初といわれています。当日は、まず大堰川に灯籠が流され、一帯が幽玄な空気に包まれた中、花火大会がスタート。スターマインやナイアガラなど多彩な花火が連続して打ち上げられ、昼間と見紛う程に夜空を明るく染める特大スターマインでクライマックスを迎えます。打ち揚げ場所から間近で見られるのも、この花火大会の魅力です。
【開催データ】
開催日時 :8月14日(月)19:30~20:30 ※荒天の場合は8月15日(火)に順延。中止決定は公式ツイッターにて告知
打ち上げ数:約5000発
開催場所 :南丹市八木町 大堰川河川敷
アクセス :JR嵯峨野線「八木」駅下車徒歩約10分
問い合わせ:0771-42-3980(南丹市花火大会実行委員会)
http://www.yagi-hanabi.com
宮津燈籠流し花火大会
宮津の「燈籠流し」の起源は、今から400年程前。城下の人々がお盆の精霊送りとして海に燈籠を流したのが始まりと伝わり、今では日本三大燈籠流しの一つにも数えられています。花火が打ち上げられるようになったのは、大正時代に入ってから。以降、絶えることなく続けられ、地元の人だけでなく多くの観光客が訪れるようになりました。当日は精霊船を囲むように約1万個の紅白の燈籠が海面を漂い、会場は美しくも厳かな雰囲気に。そして大輪の花火が打ち上げられると、一斉に歓声が湧き上がり、海上スターマインで最高潮を迎えます。花火終了後に行われる宮津おどりにもぜひ参加を。
【開催データ】
開催日時 :8月16日(水)19:30~20:20 ※小雨決行、荒天時は中止
打ち上げ数:約3000発
開催場所 :宮津市 島崎公園沖の宮津湾
アクセス :京都丹後鉄道「宮津」駅下車徒歩約10分
問い合わせ:0772-22-5131(宮津商工会議所)
https://www.kyo.or.jp/miyazu/hanabi/
伊根花火
1階が船のガレージ、2階が二次的な居室という独特の建物「舟屋」が湾沿いに建ち並ぶ伊根町。その町並みは国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されており、散策すれば不思議とノスタルジックな気分に浸ることができます。当日は、そんな舟屋群が御神燈(提灯)でほんわりとライトアップされ、一帯はまるで物語世界のようなムードに。伊根湾に浮かぶ台船から花火が打ち上げられると、穏やかな海面をスクリーンに、揺らめく大輪の花火と舟屋の姿が映し出されます。なお、今年は初の試みとして、「伊根花火観覧船」も出航(大人1人2000円)。先着80人限定なので、申し込みはお早めに。
【開催データ】
開催日時 :8月26日(土)17:00〜21:00(花火は20:10頃〜)※小雨決行、荒天時は8月27日(日)に延期
打ち上げ数:約1200発
開催場所 :京丹後市伊根町 伊根小学校前
アクセス :京都丹後鉄道鉄「天橋立」駅から経ヶ岬行バスに乗り換え、「伊根」下車徒歩すぐ
問い合わせ:0772-32-0277(伊根町観光協会)
↓↓伊根花火観覧船の申し込みはこちらから↓↓
http://www.ine-kankou.jp/active/伊根花火観覧船/