平安神宮やロームシアター京都、美術館が立ち並ぶ京都市の文化ゾーン・岡崎エリア。
この岡崎に2017年12月、注目の新しい立ち寄りスポット「京都・時代祭館 十二十二(トニトニ)」がオープンしました。
なんと立地は平安神宮の境内(!)、そして新進気鋭のアーティストによる空間プロデュースで年間を通じて時代祭を感じられるという、他にはない文化・商業施設です。
更に、入っている店舗は京都初出店のお店が多く、京都に根付く伝統的な食材を現代風にアレンジした、ここでしか食べられないグルメ&スイーツが盛り沢山!
今日はそんな十二十二(トニトニ)について、ご紹介します。
京都・時代祭館 十二十二(トニトニ)って?
十二十二(トニトニ)は、京都三大祭のひとつである平安神宮の「時代祭」を覚えてもらおうとのコンセプトのもと、時代祭を1年中体感できる(!?)情報発信型の文化・商業施設として、昨年末にオープンしました。
この施設は構想9年、岡崎は京都を代表する観光エリアにも関わらず、気軽にお土産を買えたり簡単な食事ができる飲食店が少なかったため、地域悲願の建物だったそうです。
時代祭の開催は、毎年10月22日=漢字にすると十と二十二。外国人の方にも覚えてもらえるよう、言いやすくてユニークな名称を…とのことで「トニトニ」と名付けられたそうですよ。
正面玄関に掲げてある大きな提灯にも「十二十二」のロゴが。
平安神宮の鳥居の朱色をベースに、高貴な色とされる紫や金色を取り入れているのだそうです。
それにしても、なんだかスタイリッシュな提灯ですよね。この提灯は、新しい京提灯ブランド「小菱屋忠兵衛」の若き兄弟職人・小嶋兄弟の手によるもの。店内にもオシャレな提灯がたくさん飾られています。
充実のショッピング&カフェスペース
いざ建物の中へと入ってみると、1階は京都の有名老舗の漬物屋や和菓子屋などが軒を連ねるお土産物エリアに、オシャレな和雑貨が購入できる店舗、イートインスペースでは京都初出店となる店舗も数多く存在していて、見たことのない新しいスイーツ&グルメのお店を多数発見!歩いて見てまわるだけでもかなり楽しいです。
2階には免税店も完備し、外国の方が喜びそうな日本のお土産物も多数揃えてありました。今はまだ2階は免税店だけですが、今年の初夏には秋元康さんプロデュースの劇場もオープンする予定だそうで、ただいま工事中。こちらもどんな劇場が出来るのか、とても楽しみですね。
1階には、宇治市にある創業450年の老舗茶舗 上林春松本店が選定した玉露と煎茶を、オリジナルのデザートとともに頂けるカフェSalon de KANBAYASHIもあります。
日本茶をもっと気軽に楽しめるように…とのことで、美味しい日本茶とデザートを楽しめる、ほっこり休憩にもちょうどよいカフェ空間となっています。
十二十二限定で出しているオリジナルブレンドの煎茶もあるそうですよ。
館内に散りばめられた「時代祭」
さて、建物の名前にもなっている「時代祭」はどこに??と思い、ふと上を見上げると、そこには絵巻物のような細長いスクリーン(全長40メートル!)に投影された時代風俗行列が!しかも行列、動いてます!!
これは、京都出身の映像作家・三谷正さんの作品で、年間を通じて時代祭を体感できるようにと設置されたCG映像です。
正面玄関から入ってまっすぐ進んだ突き当りには、大きな提灯とともにその真下にこれまた美しい3D映像が投影されています。時代祭のイメージとともに、平安神宮を中心とした近隣の観光スポットとの位置関係を知ることができるもので、目を引く映像のためジ〜ッと見入る方も多いそう。
館内には時代祭の行列や扮装、人物について説明がされているサイネージが3ヵ所設置されており、館内に散りばめられた時代祭の演出もチェックしてみてください♪
ちなみに、十二十二に付属しているこの赤レンガの建物は、時代祭の収蔵庫。
中には、時代祭で使われる様々な神具や道具、時代装束が収められているそうです。(普段は入ることは出来ません。)
編集部厳選!オンリーワンの注目グルメ&スイーツ
ここで、編集部が注目した十二十二限定グルメ&スイーツをご紹介♪
いずれも、京都初出店のお店で、食べれるのはここ十二十二だけという、オンリーワンな逸品です!
■■その1 カラフル&カワイイ!生麩スイーツ
見た目がキュートすぎるこのスイーツは京生麩のお店 MANAFUの「幸せおいりパ麩ェ ミックス」(税込500円)。
特選宇治抹茶&バニラのミックスソフトクリームに、口の中でふわっと溶ける餅菓子“おいり”と花麩がのった、お店でも一番人気のスイーツです。
パステルカラーの“おいり”と生麩がカワイイ!と、確かに、これは写真に撮りたくなる可愛さ❤
ソフトクリームのなめらかさとサクサクおいり、生麩のもっちり感という3つ異なる食感でパクパク食べれる、美味しいスイーツでした!
こちらも食べ歩きにぴったり❤な「カラフル田楽」。約16種類の中から今回編集部が選んだのは、写真左から、
・粟麩にチーズ、バジル、ミニトマトをトッピングしたカプレーゼ(税込400円)
・胡麻麸に木の芽味噌とカラフル胡麻を散らした木の芽味噌(税込400円)
・かぼちゃ麸にピーナッツともみじ形の散り麸がかわいいパンプキン・ピーナッツ(税込500円)
おしゃれなスティック生麩は、テイクアウトでも人気です♪
京生麩のお店 MANAFU (マナフ)
★初出店★
低カロリー&高タンパクな栄養食品・生麩を使った生麩バー、スイーツの専門店。
http://www.manafu.jp/
■■その2 インスタで大人気!#盆栽ティラミス
苔と小石が敷き詰められた渋い植木鉢の中にスクッと立つ松の木…これがティラミスだって信じられますか?
Patisserie EN KYOTOの「BONSAIティラミス」は、小さな器の中に日本の美を表現したスイーツです。
「BONSAIティラミス」は、左の赤釉の器がマスカルポーネチーズと生乳、エスプレッソを合わせた王道のプレーン、真ん中の黒い器はチーズにきな粉を混ぜ込んで中にわらび餅の層を作ったきな粉、右の緑の器は抹茶チーズのほのかな苦味と甘いあんこの層が絶妙にマッチした抹茶の全3種類(各税込1000円)。
器はこのスイーツのために特別に焼き上げている美濃焼だそうで、食べ終わった後には蕎麦猪口や湯呑み、酒器として使えるそうですよ。
茶色の土はココアパウダー、緑の苔は抹茶クランチ、小石はへーゼルナッツをホワイトチョコでコーティングしたものだそう。松の枝をモチーフとしたローズマリーが彩りを添えます。季節によってモチーフとなる枝は変わるそうで、春には桜のBONSAIティラミスが見られそうです。
近くで見てもこのクオリティにはただただ驚くばかり。
手土産として渡した時に相手に驚いてもらったり、思い出話になるような器が残ったりすると素敵だな、と思ったことからこの形ができたそう。確かに、こんなスイーツをもらったら驚きとともに、嬉しくなりますよね。
Patisserie EN KYOTO (パティスリー エン キョウト)
★初出店★
平安神宮の「縁」、盆栽の「園」、通貨の「円」を意味する“えん”を大事に、美しく、そして新しい和洋折衷スイーツを提供。
■■その3 新鮮すぎるソーセージ×しば漬け!?超美味ホットドッグ
もうもうこのビジュアルだけで食欲をそそられます…GOLDEN DOGの「平安ドッグ プレーン」(税込550円)は、飼料にもこだわって肥育された京丹波高原豚のみを使用した完全無添加(!)のソーセージを使用したホットドッグです。パンは全粒粉の手捏ねパンを使用、そしてソーセージの上にのっているのはピクルス…ではなくなんとしば漬け!!(柴漬けをアレンジしたもの)これがまた、絶妙に合うんです!!
元々はアレルギーなどに考慮して、発色剤や防腐財を使わない、自然素材のみを使った誰もが安心して食べられる完全無添加ソーセージを作りたかったというオーナーさんの想いを実現したもの。安心・安全かつ絶品の和のホットドッグなんです!
平安ドッグはもちろんですが、是非一緒に食べてもらいたいのが2種類あるフランクフルト(税込480円)。
プレーンを一口食べてみてビックリ!すっごく柔らかいんです!!ソーセージってかじるとパキッとするものだと思っていたんですけど、このソーセージはこれまでに食べたことのないソフトな食感、でも味はしっかり美味しいんです。そのヒミツは、店舗内で腸詰めした作りたての新鮮なソーセージを使用しているから。ちなみに、GOLDEN DOGでは腸詰めの様子も実演販売で見ることができますよ。
晴れている日にホットドッグやフランクフルトをテイクアウトして、目の前に広がる岡崎公園の芝生でピクニック気分を楽しんでみるのも良いですね♪
GOLDEN DOG(ゴールデン・ドッグ)
★初出店★
京丹波高原豚のみを使用した、自然素材・完全無添加が魅力のソーセージドッグ専門店。豚汁やミネストローネなども販売。
■■その4 高級宇治抹茶を使用!お酒と楽しむ抹茶餃子
宝石の翡翠ようにキレイな緑色をした餃子は、高級な宇治抹茶を皮に練り込んで作られた「抹茶餃子」(6個/税込450円)。餃子さんかく京都店の「抹茶餃子」はにんにく不使用、ニラを効かせたパンチがあるジューシーな餃子で、よく噛むとじんわり抹茶の風味を感じることが出来ます。
ここでのオススメは、“お酒と一緒に楽しむこと”。厳選された“餃子に合う”ビール、日本酒、ハイボール、ウイスキー、スパークリングワインなど、いろいろなお酒を飲み比べしながら餃子を楽しむことが出来ます。(写真は抹茶餃子のハイボールセット、おつまみのザーサイ付き税込950円)店内にはカウンター席もあるため、ちょっと小腹を満たしたい時なんかにも重宝されているそうですよ。
通ってらっしゃる地元住民も多いとのことで、味にお墨付きもあるこの抹茶餃子の美味しさは是非、現地で食べてみてください♪
餃子さんかく京都店
大阪発の餃子店ですが、「抹茶餃子」が食べられるのは十二十二にある京都店のみ。店員さんとのおしゃべりも楽しめるアットホームなお店。
まだまだ進化を続ける十二十二、2018年初夏にグランドオープン!
昨年12月にオープンした十二十二ですが、これからオープンするお店や館内施設もあるとのことで、行く度にいろいろ新しい発見がありそうです。
グランドオープンは、今年の初夏。秋元康さんプロデュースの劇場って一体どんな劇場なのでしょう・・とても楽しみですね^^
注目度ナンバーワンの文化ゾーン・岡崎エリアに誕生した、グルメ&スイーツ、ショッピングとともに時代祭を楽しめる施設「京都・時代祭館十二十二」。岡崎訪問の際は、是非とも立ち寄ってみてください♪
■■INFORMATION■■
京都・時代祭館 十二十二(トニトニ)
所在地 京都市左京区岡崎西天王町97番地2
電話番号 075-752-1022
営業時間 10:00~18:00(年中無休)
アクセス 平安神宮から徒歩1分
https://1022.kyoto
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