暑かった夏も終わりを迎え、そろそろお月見が気になるシーズンがやってまいりました。太陰太陽暦で8月15日の夜に見える満月は中秋の名月・十五夜と呼ばれており、今年2019年の十五夜は9月13日!そして十三夜は10月11日。この両日前後は各地でお月見イベントが行われています。今回も京都府内のお月見イベントの中から、とっておきの3つのイベントをピックアップしてご紹介します。
日本庭園で月夜の宴を楽しむ けいはんな記念公園「観月の夕べ」
毎年恒例、精華町のけいはんな記念公園で行われる「観月の夕べ」。今年も9月14日(土)、15日(日)の二夜にわたり、公園内の日本庭園「水景園」で開催されます。
第一夜は月の演奏会やお茶会を楽しむ
第一夜のテーマは「令月に遊ぶ」。新元号・令和の元となった和歌にも登場する「令月」を冠したテーマです。ライトアップされた日本庭園にはかがり火がたかれ、雰囲気たっぷりの中、二胡による「月の演奏会」を楽しむことができます。
※令月とは、何事をするにもよい月のこと。
また、「月のお茶会」でお抹茶をいただいたり、月見団子や手作りの焼き菓子、精華町の特産品などを販売する夜店も開催するそうですよ。満月の下、日本庭園をお散歩するのも楽しいですね。
さらに天体望遠鏡で月を観測する「天体観測」も開催。屋内で天文ガイドプログラム付のおはなしも開催され、大人も子供も楽しめる内容です。
第二夜は月夜の日本庭園をそぞろ歩こう
第二夜のテーマは「月夜をそぞろ歩き」。お月見の夜にお供えのお団子を子供に食べられると縁起が良いという言い伝えを元に、地元のお団子屋さんにお願いして作っていただいた月見団子が飾られ……
園内を回ると、そのお月見団子をもらえるんですって。親子で参加するのも楽しそうですね(先着100名)。
また2両日にわたり、月をテーマにしたアート作品を展示する「月のアート展」も開催。
月夜の晩、様々な催しを楽しむと共に虫の音や草木の揺れる音など、「音」に耳を澄ませ散策するのも楽しいですね。
■■INFORMATION■■
日時:〈第一夜〉令和元年9月14日(土)17:30〜21:00 ※雨天中止/〈第二夜〉令和元年9月15日(日)17:30〜21:00 ※雨天開催
会場:けいはんな記念公園 水景園
入園料:無料(17:30以降)※日中を除く
問い合わせ:0774-93-1200
★お月見茶会
日時:9月14日(土) ①午後1時~午後4時30分 ②午後5時30分~午後9時
※①は雨天開催、②は雨天中止
場所:水景園 観月楼
料金:500円(お茶菓子付き)※別途庭園入園料が必要
★月の音楽会
日時:9月14日(土)18:30~20:00 (2部制)
けいはんな記念公園ってこんなところ。下記もチェック!↓↓
中秋の名月と音楽を楽しむ京都府立植物園「名月観賞の夕べ」
京都市の北山にある京都府立植物園で、中秋の名月と音楽会などを楽しむ「名月観賞の夕べ」が今年も9月13日(金)に開催されます。普段は昼間しか入れない植物園ですが夜に咲く花なども観賞できるとあり、毎年楽しみにしている人も多い人気のイベントです。
今年のムーンライトライブは?
今年はジブリソングを歌う歌手として有名な井上あずみさんによるムーンライトライブを開催。広~い芝生に座って、お月様を見ながら「となりのトトロ」や「さんぽ」「君をのせて」など、あの名曲が聴けるなんてステキ。また、手作り楽器で素敵な音色を響かせる音楽劇団てんてこのステージも開催されるそうですよ。
夏の夜に咲く花を見よう
そして、せっかく植物園に来たのだから、夜に咲く特別な花も観たいですよね。今年も夜に咲く「ヨルガオ」「ツキミソウ」「熱帯スイレン」などを展示。「ヨルガオ」は昼顔と逆に夕方から咲き始め、甘い香りを放ちながら開花し、翌朝にはしぼんでしまう、一夜花。優雅な純白の花が印象的です。「ツキミソウ」も夏の夜、一晩だけ咲く花。咲き始めは白色で朝を迎える頃に淡いピンク色になるロマンチックな花なんですって。
中秋の月を望遠鏡で観察しよう
また、大芝生地では恒例となった月の観察会も開催。お月様のクレーターまでしっかり見えるので、親子で参加するのも楽しいですよ。
■■INFORMATION■■
日時:9月13日(金)18:00~21:00(開演18:30、終演20:30)※小雨決行、荒天中止
※植物園、駐車場は17:00で一旦閉園。改めて18:00に開園
会場:京都府立植物園 大芝生地ほか
入園料:無料(18:00以降)
問い合わせ:075-701-0141
★月の観察会
受付時間: 18:00~20:00
場所:大芝生地
協力:NPO法人 星のソムリエ 京都
嵐山で星空と宇宙の魅力に恋しちゃおう 「宙フェス」
3つめは「上を向いて遊ぼう!」を合言葉に、ファッション、サイエンス、アートなど、様々な星空の楽しみ方を提案する「サイエンス」と「カルチャー」の融合イベント「宙(そら)フェス」。来場者の7割が2~30代女性という超人気のこのイベント、今年はどんな内容になるのか楽しみ! 少しだけ、その内容をご紹介します。
2014にスタートし6回目を迎える今年は、渡月橋と嵐山の街並みが一望できる嵐山の法輪寺をメイン会場に、十三夜の翌日、10月12日(土)・13日(日)の2日間、「宇宙のフシギに恋する時間」をテーマに開催。法輪寺や嵐山界隈は光や行燈による演出がなされ、とってもロマンティックなイベントです。
星好き&宇宙好きさんにはたまらないグッズやフードを販売
まず、訪れたいのは法輪寺や阪急嵐山駅前広場に作られたマーケット。ここでは作家さんなどによる星や宇宙モチーフのハンドメイドアクセサリーと雑貨を販売しています。作家さんの作品はここでしかゲットできないものもあるので要チェックですね。
さらに法輪寺の展望台に作られた宙カフェでは、星空モチーフのフード&ドリンクを楽しんだり、宙柄ネイル体験やワークショップなどもあるんですって。かわいい星や宇宙モチーフの雑貨屋スイーツは写真映え間違いナシですね!
※写真は昨年度のものにつき、今年度のイベント時には販売されていない商品もありますのでご了承ください。
「宇宙のフシギ」に出会えるトークショー&ステージ
“サイエンス”と“カルチャー”を融合したイベント「宙フェス」の中でも人気なのが、宙を愛するタレント、天文学者、写真家、ミュージシャンなど様々なジャンルの著名人による「宙トーク」。今年もステキな出演者で展開されます。
10月12日(土)三戸なつめ×詩歩による「宇宙の不思議に恋する」トーク
初日はモデル・女優だけでなく絵本作家など多彩な才能で活躍する三戸なつめさんと、「死ぬまでに行きたい!世界の絶景」シリーズで大人気の絶景プロデューサー詩歩さんによるトーク。
また、世界初の「人工流れ星事業」を展開する株式会社ALEの藤田智明さんの出演が決定。宇宙を舞台にした最新エンターテインメントの誕生秘話も飛び出すかも!
10月13日(日)大宮エリーによる伝説の「スナックエリー」が今年もオープン
2日目の「宙トーク」はテレビ、映画、ラジオ、演劇、現代美術とボーダレスに活動する大宮エリーさんがママに扮する「スナックエリー」が今年もオープン。ゲストは音楽業界でも無類の「宇宙好き」として知られる大木伸夫さん(ACIDMAN)、小惑星リュウグウへの着陸に成功し話題となった小惑星探査機「はやぶさ2」のミッションマネージャーであるJAXAの吉川真さんのお二人。宇宙ファンも納得の濃厚なトークショーになりそうな予感です。
※大宮エリー撮影:諸井純二
今年度のトピックス:「天体観測会」で望遠鏡の月をスマホ撮影!
さらに日暮れから開催される人気コンテンツが「天体観測会」。今年は一層パワーアップし、専門家による星の解説だけでなく、望遠鏡の月をスマホで撮影できるフォトブースを増設。嵐山で宇宙の神秘に浸る2日間を満喫してはいかがですか?
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宙フェス2019 ~宇宙のフシギに恋する時間~
日時:10月12日(土)、13日(日)11:00~20:00 ※雨天決行、荒天の場合はやむなく開催を中止とする場合があります。
会場:京都嵐山、法輪寺 ほか
入場料:前売り券 1DAY チケット 800 円、2DAYS チケット 1500 円/当日券 1DAY チケット 1000 円
※前売り券は Peatix(ピーティックス)にて販売予定、当日券は会場にて販売(1DAY チケットのみ)
※未就学児は無料、小学生は保護者同伴に限り無料
※前売りチケット購入後のキャンセルはできません
主催:宙フェス実行委員会