今回は、KYOTO SIDE編集部が自信をもってお届けする、紅葉シーズンのおすすめスポット第一弾!綾部市のお寺・正暦寺をご紹介します。
単なる紅葉の穴場スポットとあなどるなかれ。こちらの宿坊に泊まると、好きな場所で座禅体験ができちゃうんです!! 室内外問わないので、なんとお堂の裏に広がる紅葉スポットで座禅をすることも可能☆しかも、夕食にはご住職の手によるホテル顔負けのコース料理まで楽しめます!この秋は、他では体験できない、スペシャルな紅葉アクティビティを満喫してみませんか?
JR綾部駅から車で約10分。住宅地に佇む正暦寺は、平安中期に空也上人が自ら彫った観音像を祀ったことに始まるという古刹。掃き清められた境内には、築数百年の本堂や地蔵堂がどっしりと構え、その歴史の長さを偲ばせます。こんな由緒あるお寺のご住職って、なんとなく厳しそうな気がしますが…。そんな心配は一切ご無用!ご住職も奥様も気さくな方でした。ちなみに奥様は英語が堪能なので、外国人の方と宿泊しても安心ですよ。
そもそも、正暦寺は地域コミュニティを大切にする「学びのお寺」として開かれており、各種行事やイベントで地元の人との繋がりを深めてこられました。宿坊を開いたのは、「お寺というのは本来、人が元気になる場所。宿坊を通して、訪れていただいた人たちはもちろん、地域も元気になってほしい」との理由から。周囲を包む豊かな自然の中、自然体でリフレッシュできる時間を持ってもらえればとのことでした。今回はご住職イチオシの「住職のおだいどこ 食べることと呼吸のおはなし」プランをご紹介します。
宿泊できるのは小雲閣と呼ばれるはなれ。築100年の建物ですが、トイレやお風呂はフォームしてあるのでとってもキレイ。宿泊できるのは1日1組限定なので、和室3部屋を広々と使うことができます。窓の外に広がるのは、由良川を望むのどかな景色。耳をすませば、竹林の葉音や虫の鳴き声が聞こえてきます。あぁ心が洗われる…。一息ついたところで、作務衣に着替えて体験プログラムに挑戦です。
「呼吸法を知ることが大切なので、場所はどこでもいいんです」というご住職の方針で、座禅体験は希望の場所で行うことができます。本堂や書院、お堂の裏に広がる竹林、さらには条件次第で由良川の河原でもOK。ですが、やっぱり秋ならこれ一択!紅葉に包まれた裏庭でしょう。落ち葉の上にゴザを敷き、座禅を組んで呼吸を整えます。目を閉じてしばらくすると、なんだか自分が紅葉の中に溶け込んでいくような…。これは初めての不思議な感覚です。
続いては、準備してくださった夕食の盛り付けをお手伝い。ご住職は自他共に認める料理好きで、そのレパートリーは和食から洋食、多国籍料理までなんでもござれ。プロから指導を受けるほど研究熱心なんです。盛り付けの基本や食事の意味を教わりながら、お膳を完成させていきます。
完成したのがこちら!この日の献立は、地元産の軍鶏を使った鶏づくしのコース料理です。細やかな八寸は彩りも美しく、どれも手が込んでいて、食べ進める楽しみがとまらない!焼石の上で焼いた軍鶏は、弾力と滋味にあふれる身と、皮の香ばしさがたまりません。正直、宿坊でこんなに豪華なお膳が食べられるとは思っていませんでした…。ご住職の腕前、恐るべし。お腹も心もすっかり満足して1日が終了。翌日は朝のお勤めや座禅体験などを行います。
ちなみに体験プログラムは、事前に相談すれば写経や山行、水行などを行うことも可能なんだとか。興味のある方は一度、ご連絡してみてくださいね。
住所 京都府綾部市寺町堂ノ前45
電話 0773-42-0980
料金 「住職のおだいどこ 食べることと呼吸のおはなし」2万円〜
アクセス JR山陰本線・舞鶴線「綾部駅」からタクシーで約10分
HP https://www.shourekiji.com/
↓↓予約はこちらから↓↓
https://www.asoview.com/item/activity/pln3000020921/