日本列島を襲う台風は年々大型化し、各所に大きな爪痕を残しています。秋は読書や食欲の秋と健康的で穏やかな季節ですが、台風などの自然災害が牙をむく厳しい面もあります。
台風に伴う水害には、その対策として「ダム」の役割が全国的に注目されています。「緊急放流」や「事前放流」という言葉をニュースで耳にする機会も増えてきました。
今回は、ダムの役割などを改めて紹介します。
通称“虹の湖”と呼ばれる大野ダムのダム湖
京都府が管理しているダムは「大野ダム」と「畑川ダム」があります。
大野ダムは、京都府の中・北部を流れる由良川の上流に位置しており、堤高61.4メートル、総貯水量は2,855万立方メートル(京セラドーム大阪約23杯分)の多目的ダムです。建設当時に七色の橋(七つの橋)が架けられていたことからダム湖は「虹の湖(にじのこ)」と命名されました。
大野ダムは桜や紅葉の名所で、毎年春には「さくら祭り」、秋には「もみじ祭り」が開催されています。今年は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、さくら祭りは中止になってしまいましたが、いつもはその美しい景色をめでるため大勢の観光客で賑わっています。
ダムの役割「治水」と「利水」とは?
さて、本題のダムの役割ですが、大きく治水(洪水調節)と利水(発電や工業用水など)に分けられます。この春、大野ダムのことを簡単に学べるマンガ教材として、京都府と京都精華大学がコラボして『教えて!虹子ちゃん!大野ダムって何をしているの?』が誕生しました。
それでは、虹子ちゃんに教えてもらいましょう!
大野ダムからのお願い
『教えて!虹子ちゃん!大野ダムって何をしているの?』の中では、ほかにも「避難の目安」や「災害の備え」についてもわかりやすく解説してくれています。ぜひ、読んでみてくださいね!
※緊急時には、大野ダムから放流警報が鳴らされますが、由良川下流域の方は河川敷から避難し、安全な場所への移動をお願いします。
■■INFORMAITON■■
監修:京都府大野ダム総合管理事務所
京都府南丹市美山町樫原中ノ山48-5
TEL:0771-75-0143
https://www.pref.kyoto.jp/dam/oono/index.html
マンガ冊子「教えて!虹子ちゃん!大野ダムって何をしているの?」
<あらすじ>
京都府でこれまでにない大雨が降り続き、窓の外を心配そうに見つめる小学6年生のマサト。ふと玄関を見るとお気に入りの靴が大変なことに!そこに虹子ちゃんが現れて・・・。
https://www.pref.kyoto.jp/dam/documents/onodam_comic01.pdf
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