おやつにガブリ、お風呂上りにビールと! はたまたご飯と一緒に炊き込んでトウモロコシご飯に…とトウモロコシが美味しい季節になりましたね。このところ黄色いトウモロコシと並んで人気があるのが、生でもいただける甘みの強いホワイトコーン。今回は、このホワイトコーンの中でもフルーツ超えの甘さで人気になっている京都発の新ブランド「京都舞コーン」をご紹介します。
京都舞コーンを作っているのは?
京都舞コーンを作っているのは、京都府にある「ロックファーム京都」。京都市、亀岡市、南丹市、宇治市、久御山町などの自社畑で九条ネギ、京檸檬、そして自社ブランドの「京都舞コーン」などの栽培から販売までを一貫して行う農業生産法人です。
京都舞コーンが誕生するきっかけとなったのは、ロックファーム京都のメイン農産物である九条ネギ。九条ネギは連続して同じ畑で作ることができず、裏作としてホワイトコーンを作ったのが始まりなのだとか。九条ネギを育てた土壌には旨味成分がたっぷり残り、その養分たっぷりの土で育ったホワイトコーンは白く艶やかで、とても甘くなったことから「京都舞コーン」と名付けられました。「いうなれば九条ネギと京都舞コーンは相思相愛の関係ですね」と代表取締役の村田翔一さん。
京都舞コーンの魅力
京都舞コーンの特徴は、なんといってもフルーツを超えた甘さ。糖度が高く平均18度、昨年はなんと最高糖度20.8度を打ち出したのだとか! ちなみにメロンや柿の糖度は約18度。京都舞コーンが、いかに甘いかが分かります。
そしてホワイトコーンなので生で食べられます。朝採れを販売しているので、そのまま口に頬張ると口いっぱいに果汁のような甘さが広がり、ミルクを飲んでいるような美味しさなんですって!
村田さんにおすすめの料理法をお伺いしたところ、火入れをしたい場合はラップをしてレンジで温めるぐらいでOK。そのほか天ぷらやトウモロコシご飯がおすすめだとか。また、あんこに京都舞コーンのペーストを合わせて丸め、揚げ団子にするのも美味しいんですって。なんて贅沢な食べ方!
早起きしても買いたい、食べたいトウモロコシ
購入はHPにて。現在、7月上旬から順次発送分の予約を受け付けています。お値段は10本入り6480円、20本入り1万1880円と、ちょっとお値段が張りますが、それだけの価値は大アリ。それはリピーターが多いことからも分かります。
…というのも、予約販売以外に直売所にも並ぶのですが、京都舞コーンは収穫のタイミングがわずか5日間しかないため、その日に販売できる数は決まっていません。しかし、シーズンになると販売所には毎日、行列ができるのだとか。昨年は朝5時に来て並んでも買えなかったというお客さんがいたほど! そう、早朝に買いに行きたくなるほど食べてみたいトウモロコシなのです。
そしてパッケージも素敵なんです。今年はデザインをリニューアルし、「浮世絵×現代カルチャー」イラストをメインに活動するイラストレーターの吉原奈桜さんにデザインを依頼。これがカッコよくて、この箱も欲しくなります。村田さんの夢は「京都舞コーンを日本一、いや世界一、認知されるトウモロコシにすること。オンリーワンなものを作りたいですね」。
農業の魅力について村田さんはこう言います。「農業は何を作ろうか自分で決めて種を撒き、育て、収穫し、どうやってどこに販売するか、0~100まで自分で決めることができるところが魅力。いかに作って売るか、さらにはブランディングまでを楽しめる職業です。若い人が大学を卒業して、ここに就職したい! と思ってもられるような、未来を持ってワクワクできるような農業の魅力を発信したいです」。
お揃いの仕事着もカッコイイですし、なんだか面白そうな会社です。農業に熱い思いを持つ人々が集まるロックファーム京都が作る「京都舞コーン」ぜひ、食べてみてくださいね。
■■information■■
ロックファーム京都
直売所:京都府久世郡久御山町中島南城85
075−631-6566
9:00~17:00(無くなり次第終了)
無休