2月に入り、まもなくバレンタインですね。どんなチョコレートを買うか、誰にあげようか、自分用はどれにするか、もう決まっていますか? KYOTO SIDE編集部は今年、京都府産のお茶を使ったチョコレートに注目しています。京都府内には、宇治を始めたくさんの茶処があって、産地ごとにそれぞれ味や風味が異なるんです。これらお茶のストーリーを添えて、大切な人に贈ってみるのはいかがでしょうか。
綾部抹茶 × チョコレート
【綾部市】佐々木酒店
綾部市の中心商店街として繁栄してきた西町商店街の北側に立つ、大正11年創業の「佐々木酒店」。こちらはお酒だけでなく、ドライフルーツや缶詰など、こだわりのあるユニークな商品を取り揃えていることでも知られる名店です。
その佐々木酒店と、丹後の食材を使ったビーントゥバーチョコレートを作っている与謝野町の「KANABO CHOCOLATE」がコラボし、綾部市ならではのチョコレートを開発しました。
使っているのは綾部抹茶。綾部市は全国茶品評会で連続受賞もしている知る人ぞ知るお茶の名産地なんです。その最高級の綾部抹茶を使ったカカオ75%の甘さを控えたビターなチョコーレートは、ワインやウイスキーとも相性ぴったり。そして渋くておしゃれなパッケージもご注目を! この筆文字、佐々木酒店のご主人が書かれたものなのだとか。中身の堅実さが伝わるラベルは、本物志向の方にも喜ばれそうです。
購入は佐々木酒店の店舗、または電話にて注文を。
KANABO CHOCOLATEについては昨年の記事をチェックしてみてください▼
■■INFORMATION■■佐々木酒店
京都府綾部市西町2 – 98
TEL 0773–42–0213
営業時間:9:00~19:00
定休日:木曜日
和束茶 × チョコレート
【京都市】SHUHARI KYOTO
京都府南部にある和束町は「茶源郷(ちゃげんきょう)」と呼ばれ、その地形や寒暖差などから“素晴らしい茶葉ができる”と、古くより宇治茶の最大産地とされてきた地です。中でも抹茶の原料となる甜茶(てんちゃ)の生産量は全国トップクラスを誇っています。
「SHUHARI KYOTO(シュハリ キョウト)」は、その和束茶の個性や風味を知ってほしいと、和束産の茶葉1種類のみを味わう「シングルオリジン抹茶」を販売するお店です。
和束茶の魅力を知り尽くしたショップが手掛ける特別な抹茶スイーツが、写真の「SHUHARI GREEN 生チョコレート 抹茶」です。 使われる品種は、日本における栽培面積がわずか3%という希少な “おくみどり” 。特に和束産の “おくみどり”は旨みが強く、香りが良いとされ、最高品質とされているそうです。
「SHUHARI GREEN 生チョコレート 抹茶」は、その “おくみどり” を1箱につき6gも使用し、バニラ香の少ない厳選したフランス産ホワイトチョコレートを使用した、お濃茶より濃厚な生チョコレート。これは抹茶ファン、ホワイトチョコレート好きにはたまらないはず!
販売は4、5月頃まで。オンラインショップにて購入を。
和束茶については、こちらの記事もどうぞ▼
■■INFORMATION■■SHUHARI KYOTO
京都府京都市上京区小川通一条下ル小川町202-202
TEL 050-3702-1981
オンラインショップ
↓ ↓ ↓ 週末のみシングルオリジンの抹茶ドリンクが楽しめるカフェがオープン
SHUHARI KYOTO 西陣ろおじ
営業時間:13:00-17:00
定休日:火~金曜日
宇治茶 × チョコレート
【木津川市/京都市】福寿園
江戸時代の寛政2(1970)年創業。茶一筋に歩み続けている老舗茶舗「福寿園」からも、上質な宇治茶を使ったバレンタインチョコレートが販売されていますよ。今年は3シリーズ登場しているので、順番にご紹介していきます。
まず、ご紹介するのは、お茶本来の美味しさが際立つ、ひと口サイズのプレートチョコレート「カレ・ド・茶コラ シリーズ」です。
味は3種類あり、石臼挽き宇治抹茶+ホワイトチョコレート+サクサクとした食感が楽しめる煎茶の葉を合わせた「カレ・ド・茶コラ 抹茶」、芳ばしいほうじ茶+ミルクチョコレート+茶葉を合わせた「カレ・ド・茶コラ ほうじ茶」、そして今年は京都府産和紅茶を使った「カレ・ド・茶コラ 和紅茶」が新登場。和紅茶の優しい渋味、ホワイトチョコレートのまろやかな甘味にほうじ茶葉の食感が楽しい一品です。
続いては、宇治抹茶のほどよい苦味がきいた本格的な宇治抹茶トリュフです。宇治抹茶トリュフに石臼挽き宇治抹茶をまぶした「宇治抹茶ボンボン 濃茶トリュフ」と、石臼挽き宇治抹茶チョコレートで抹茶みつを包み、トロッととろけだす抹茶みつのほろ苦い風味が楽しめる「宇治抹茶ボンボン 抹茶みつ」の2種類があります。両方食べたい~! という方のためにアソート(各4個入り)もあるので、ご安心を。
最後は「食べるお茶 クランチショコラ シリーズ」より、まろやかな旨味の碾茶(てんちゃ)入り抹茶と香ばしいほうじ茶の2種類です。どちらもフィアンティーヌ(薄焼きクッキーのフレーク)のサクッとした食感が楽しい一品。仕事の休憩タイムなどに、ちょっとつまむのにもおすすめですよ。
福寿園大丸京都店、オンラインショップなどで購入を。
福寿園についてはこちらの記事も併せて読んでみてくださいね▼
■■INFORMATION■■福寿園
京都府木津川市相楽台3-1-3 CHA研究センター
TEL0774-66-1429(平日10-16)
オンラインショップ
福寿園大丸京都店
京都府京都市下京区四条通高倉西入ル立売西町79 大丸京都店B1階
TEL 075-241-6891
定休日:大丸京都店に準じる
宇治田原産 宇治抹茶×チョコレート
【宇治田原町】京都茶匠 きよ泉
宇治茶の中心的生産地・宇治田原町にある「京都茶匠 きよ泉」は、茶審査技術士と日本茶インストラクターが「抹茶の魅力をもっともっと知ってもらいたい」と、厳選した茶農家の茶葉のみで作る宇治茶とオリジナルのお茶スイーツを販売するショップです。
毎年、完売必至なのが冬限定の「京都のトリュフチョコレート」。厳選した生クリームで作るガナッシュに宇治田原町産の石臼引き宇治抹茶を使った「抹茶トリュフ」と、一番茶の茎部分のみを焙煎したほうじ茶を合わせた「ほうじ茶トリュフ」を詰め合わせた逸品。なめらか口どけと、茶葉の風味が堪能できるのが魅力です。
購入はオンラインショップにて。なくなり次第、今年の分は販売終了なのでお早目に!
宇治田原についてはこちら の記事も併せて読んでみてくださいね
■■INFORMATION■京都茶匠 きよ泉
京都府綴喜郡宇治田原町岩山西出 8
TEL 0120-525-800
オンラインショップ
南山城茶 むらちゃ × チョコレート
【南山城村】道の駅「お茶の京都みなみやましろ村」
京都府の一番南にある府内唯一の村、南山城村は隠れた宇治茶の一大産地。地元では「むらちゃ」と呼ばれ、飲むだけでなく、お菓子などにも使われています。
その南山城村にある道の駅「お茶の京都みなみやましろ村」では、冬になると南山城村産のほうじ茶を使った「むらちゃパウンドケーキチョコほうじ茶」」を販売。毎年、発売を心待ちにするファンが多い逸品です。
牛乳や水を1滴も使わず、一本ずつ店内で丁寧に焼き上げたパウンドケーキは、ずっしり&しっとり。その生地に茶処ならではのこだわりのほうじ茶を生地が黒くなるまでふんだんに練り込んでいます。合わせるチョコレートは、なんとカカオ栽培から手がける京都の人気チョコレートブランド「Dari K(ダリケー)」のもの。しかも今年は今までの2倍ものチョコレートが入っているんですって! このパウンドケーキは愛と同じく、寝かせるほどに熟成され、美味しくなるそうなので、時間とともに変化する味を楽しんではいかがでしょう。
2月中旬まではパッケージがバレンタイン仕様に。期間も数量も限定なので、お早目に。購入は道の駅「お茶の京都みなみやましろ村」かオンラインショップにて。
■■INFORMATION■■
道の駅「お茶の京都 みなみやましろ村」
京都府相楽郡南山城村北大河原殿田102
TEL 0743‐93‐1392
営業時間:9:00~18:00
定休日:6月第3水曜日・12月第2水曜日
オンラインショップ