2024年1月28日(日)、京都府相楽郡笠置町で4年ぶりに「全国ご当地鍋フェスタ鍋-1(ナベワン)グランプリ」改め、2024・食の祭典「KASAGI鍋フェスタ」が開催されました。このイベントに初めて潜入したKYOTO SIDEスタッフは会場の盛り上がりにびっくり! フェスの熱い様子をリポートします。
4年ぶりに復活した人気イベント
笠置町があるのは京都府と奈良県との県境。京都府内で一番小さいといわれている町です。この地で2010年より、毎年冬に1万人以上の人が訪れる大人気イベント「全国ご当地鍋フェスタ鍋-1グランプリ」が開催されてきました。
ところが新型コロナウイルスの感染拡大の影響によって残念ながら中止に…。今年、4年ぶりに2024・食の祭典「KASAGI鍋フェスタ」として復活することになりました。今回はグランプリ戦ではありませんが、全国各地のご当地鍋が勢揃いするのは変わらないと聞き「たくさんのお鍋を食べるぞ!!」と現地へ向かいました。
会場はJR笠置駅から歩いてすぐのところにある、笠置いこいの館前特設会場。会場MAPを見るとご当地鍋の屋台が出るのはグラウンド、鍋以外の色々なグルメが楽しめるのは屋根のあるゲートボール場、メインステージは町民広場となっているようです。
「まずはご当地鍋の中でも地元の鍋を食べたいよね~」なんて思いながら会場に着いてびっくり。京都府で一番小さな町といわれる笠置町に驚くほど大勢の人が集まっているではありませんか!
そしてものすごい盛り上がりです。
鍋は地元・笠置町のものもふくめ全15種類。人気のブースには長蛇の列ができており…
すでに午前中で完売している鍋も!! そこでスタッフ2人と手分けして屋台の列に並ぶことにしました。
笠置町のご当地鍋を実食
事前に鍋フェスタの事務局長・松江仁さんにお尋ねしたところ、笠置町は昔からキジ料理が有名だったと伺い、まず「きじ鍋」の列へ。地元の泊まれる小料理店 与一さんの鍋です。
キジ肉は丁寧に炭火で炙り、カツオと昆布出汁の中へ。なんといってもスープが美味しい!! 上品な出汁にキジの旨みが溶け出ています。キジ肉は初めていただきましたが、噛めば噛むほど旨味が出てくるのに感動です。
続いていただいたのは、これも気になっていた地元の鳥肉専門店ナカムラポートリーさんの「京鴨鍋」。キジと京鴨の合わせ出汁で京鴨をしゃぶしゃぶした逸品です。ナカムラポートリーさんでは鴨や鶏を一羽づつ手さばきすることにこだわっているのだとか。美味しい出汁にくぐらせた鴨とゴボウ、木津川市のネギの相性がバッチリです。
全国各地のご当地鍋はバラエティ豊か!
全国から集まってきた自慢の鍋もバラエティにとんでいます。あんこう鍋やもつ鍋、チーズフォンデュにインド料理屋さんのカレースープ鍋までありますよ。
その中から選んだのが、豪華な「富山のかにみそ焼きかにカニ鍋」。上にたっぷり、かに味噌がのっています。富山湾で穫れたカニの身がぷりっぷりです。体があったまる~。
こちらは「静岡おでん鍋」。牛すじ肉の出汁からとった濃い汁に、卵や大根と共に、イワシとサバから作った静岡名物の黒はんぺんが入っています。この黒はんぺんからも美味しい出汁が出ているんですって。上にかけられた、だし粉と青のりの風味が豊か。これは日本酒が飲みたくなります。
こんなおしゃれなお鍋もありますよ。こちらは奈良県葛城市の「ローストビーフシチュー鍋」。スパイスと野菜で煮込んだビーフシチューに、目の前の鉄板で焼き上げたローストビーフをトッピング。ゴロゴロ野菜が入っているのもポイントです。
みんな大好き! ご当地キャラ
お腹がいっぱいになり、体が温まってきたな~と思ったらステージから賑やかな声が聞こえてきました。ちょうどご当地キャラステージがはじまったようです。
ご当地キャラステージでは、笠置町の笠やんをはじめ京都府のまゆまろ、京都府和束町の茶茶ちゃん、三重県伊賀市のいが☆グリオ、滋賀県守山市のサンタスさん、香川県のうどんの妖精♪さぬどん、長野県木祖村のいっせー、大阪府交野市の星のあまん、大阪府泉佐野市の「一生犬鳴!イヌナキン!」といった豪華メンバーが集結!
歌ったり、踊ったりの熱いステージに会場は大盛り上がりです。
あ!まゆまろがファンサービスしてますよ。声をかければ一緒に記念撮影することもできました。い~な~
ねぎコロッケやスイーツ、地ビールまでなんでもアリ!なグルメゾーン
熱いステージでカロリーを消費したら、小腹が空いてきました。まだ何か食べられそう~。ということでグルメゾーンへ。会場となっているゲートボール場には、いろいろな飲食のお店が並んでいます。
例えば吉備高原鶏を使った大きな「からあげ」や…
山城地域の地産を活かしたアルデアやましろビールズさんの「クラフトビール」。左は玉露、右は精華町のイチゴ。手に持っているハート形のコロッケは、木津川市産の“山城のねぎ”を使った秋田農園さんの「ねぎに恋するコロッケ」。中にはネギがギッシリ詰まっています。
こちらは城陽市の卵と木津川市の牛乳、国産小麦を使った、京都すずなり屋山田いこい店さんの「ベビーカステラ」。今まで食べたベビーカステラとは異なる、もちもち食感がやみつきに。冷めても美味しかったです。今度はお店に買いに行きたいな。
最後に上嶋爽禄園さんで和束町の「無農薬ほうじ茶つめ放題」を購入。
笠置町をはじめご当地キャラクターのお土産も販売!
さらに笠置いこいの館では、ご当地キャラクターグッズや各地のPR商品の販売ブースがオープン。
もちろん笠置町の笠やんグッズも揃っていましたよ。 右は笠やんがおススメする京都府(宮津市)産のお米。笠やんマークが付いています。左上は、笠置寺の和尚さん監修のもと作られた会遇記念御朱印。今回だけ出される鍋フェスの御朱印もありますよ。左下は笠やんグッズ。どれもかわいいな~。
もちろん地元の野菜も販売するコーナーも。笠置や木津、淀などの野菜が売られていました。こちらは晩の食材用に購入。
いかがでしたでしょうか。今回、一緒に参加したスタッフと反省会を開いた結果をご報告。まず作戦として先にチラシを手に入れ、各お店の情報を調べ、食べたい鍋を決めて回る順番を事前にシミュレーションするのがいいかもです。
また、フェス会場には駐車場もありましたが、JRの駅から歩いてすぐなので、電車で来てみんなでクラフトビールを飲みながら鍋をいただくのもいいなあ、と思いました。
みなさまも、ぜひ、来年のKASAGI鍋フェスタを楽しみにしていてくださいね。
■■INFORMATION■■
KASAGI鍋フェスタ
笠置町四季彩祭実行委員会事務局「笠置まちづくり(株)」
TEL 0743-95-2088(水〜土曜日 10:00~16:00)
笠置町商工観光課
TEL 0743-95-2327(月〜金 9:00〜17:00)