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全国でもここだけ!! ロマンチックなナイトファームで京野菜の収穫体験

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ナイトファームトップ画像

古くからナスの産地として知られる京都市の「大原野」。なにやら今、この場所で“全国唯一の夜の野菜収穫体験”ができるとのこと……気になったKYOTO SIDE編集部は早速現地へ行ってきました!  非日常的&ロマンチックな畑で行う収穫体験や、採れたて野菜を使ったピザ作りなど、楽しさ満点のナイトファーム体験をご紹介します。
※記事中の情報・金額はすべて2024年9月時点・税込表記です。

BNRファームのナイトファームってどんなところ?

ナイトファーム

ナイトファームがあるのは、京都市街から車で約40分ほどの場所にある西京区大原野。大原野はかつて紫式部が氏神として崇めた大原野神社があり、歴史と豊かな自然に囲まれた地域です。

夜にブドウやイチゴなどの収穫を体験できる所はありますが、野菜の収穫ができるのは全国でもここだけ。初めての体験にわくわくしながら現地に向かうと、山と田んぼに囲まれた、どこか懐かしい風景の中にライトアップされた農園が見えてきました。

ナイトファーム入り口

入り口に「日本初★OPEN」の看板を発見!
ナイトファームを主催しているのは、2020年に京都・大原野で新規就農した20〜40代のメンバーで構成される農業グループ「BNRファーム」(以下:BNR)。地元で代々農業を営む師匠のもと、有機肥料を使い手間暇かけた野菜の栽培を行いながら農家の日常をLive配信やSNSで発信することで農業の魅力を伝えるほか、全国の児童養護施設への千両なすを届ける寄付活動、収穫・農業体験など、多方面から農業界の抱える社会課題の解決に取り組む、さまざまな活動をされています。

そんな中、夜に畑でライトを灯して作業する様子をLive配信したところ、リスナーさんから「キレイ〜」という反応が多く、「夜の収穫体験をしたら面白いよね」という発想から、昨年より夏季限定でナイトファームを開催されているそうです。

イメージキャラクターのなすちゃんとやる気をアピール

「面白いよね」の発想から実現されていることからも伺えるように、エンタメ要素も取り入れながら全力で農業に向き合っているBNR。こちらのイメージキャラクター「なすちゃん」も遊び心があって可愛いですよね。残念ながら今回は会えなかったのですが、なすちゃんと同じポーズで体験への“やる気”をアピールしてみました。

農園内には竹のテーブルや椅子が置かれているのですが、それらは全て間伐材を活用してBNRの方々が手作りされたそうです。ライトアップの照明もひとつひとつ手作業で取り付けられているんですよ。

収穫作業はまるで宝探し!

収穫準備の様子

いよいよ体験へ!まずは、ハサミの使い方など簡単な説明と収穫の準備からスタートです。
収穫に必要な備品やシューズカバーは借りることができ、手袋はプレゼントしていただけます。手ぶらで気軽に参加できて、さらに靴が汚れないように細やかな気配りがされているのも嬉しいですね。

収穫の仕方を教わる様子

農園では旬の夏野菜(※)が15種類ほど収穫でき、各野菜の美味しい頃合いの見分け方を丁寧に教えてもらえます。
収穫した野菜は後ほどBBQやピザなどでいただき、さらにお土産(約2,000円相当分)として持ち帰ることができます。それ以外に取り過ぎてしまった野菜は、BNRが開催する子ども食堂に送られているので、間接的ではありますが寄付活動に貢献することができるんですよ。
※千両なす、長なす、加茂なす、水茄子、キュウリ、オクラ、アイコ(ミニトマト)、万願寺唐辛子、ピーマン、パプリカ、シシトウなど。

千両なすの収穫の様子

こちらはBNRが人生をかけて育てる「極上の千両なす」。皮が薄くて柔らかい果肉が特徴です。
手の平で握ったときに上下に少し出るくらいの大きさが収穫時の目安。「大きすぎると種が食感に残り美味しくない」と聞いて、ちょうどいい大きさを探していると夢中になってしまい、なかなか先に進めません(笑)。

ロマンチックな農園を思わず撮影する様子

そうこうしているうちに、完全に日が沈み暑さも和らいできました。農園内のイルミネーションが夜空に際立ち、ロマンチックな風景に感動! 聞こえてくる虫の声も心地よく、夜の畑ってこんなに素敵なんだと思わず写真を撮っていました。

イルミネーションの美しさはもちろんですが、BNRではさまざまな技術を駆使して、野菜の甘味や旨味の向上だけでなく、美しい畑作りも意識されているそうです。そのひとつとして畝(うね)もきちんと整えられているので、畑になれていない人でも歩きやすくなっています。

ミニトマトを収穫する様子

次に向かったのは、たわわに実ったミニトマトのアイコがずらりと並ぶゾーン。見ているだけでもテンションが上がります。赤ければ赤いほど美味しいと聞き、こちらもつまみ食いさせていただきました。
まるでフルーツのような甘さと程よい酸味がたまらない!完熟したアイコは手で触るとポロっと実が外れるので、その感覚も面白い!つい、たくさん収穫してしまい、つまみ食いのおかわりまでしちゃいました。

収穫を楽しむ様子

とにかく野菜の種類が豊富なので、その中から美味しい頃合いのものを探すのは、まるで宝探しのような楽しさです。また、優しく野菜に触れていると、どの野菜も可愛く見えてくるから不思議。

新鮮なきゅうりとパプリカ

「このきゅうりは美人やし食べ頃!」「このパプリカは美味しいよ〜って言ってる気がする!」など、キャッキャとはしゃぎながら収穫していました。

美味しそうな赤万願寺とうがらしを発見する様子

そして、忘れず収穫して欲しいのが赤万願寺とうがらし。万願寺とうがらしは大きければ大きいほど美味しいそうですが、赤く完熟した状態になると一気に甘くなり、めちゃくちゃ美味しくなるそうです。
そんな話を聞いたらぜひとも食べてみたい!と、一番美味しそうな赤万願寺とうがらしを探し出して大満足。

たくさんの野菜を収穫

あれもこれもと収穫していると、気付けばカゴの中がいっぱいに。この野菜を使って次はピザ作りの時間です♪

感動の美味しさ!新鮮な京野菜を使ったビザ作り体験

窯に入ったピザ

収穫したての野菜を使い、農園内でピザ作りやBBQを楽しめるのもナイトファームの魅力のひとつ。今回はピザ作りを体験したのですが、ピザ生地などは用意していただけるので、好みの野菜をトッピングするだけでOK。料理が苦手な方でも安心して体験できますよ。

ピザ作りの様子

アイコの果肉がゴロゴロと入った美味しそうなトマトソースに、収穫したいろんな具材をのせていると、ずっしりと重たいボリューム満点のピザになりました。慎重に窯に入れて、あとは焼き上がりを待つだけです♪

焼き上がったピザ

ピザが焼き上がると、BNRの方が用意してくれた低温ローストの赤万願寺とうがらしと、レンチンした千両なすがテーブルに並び、パーティータイムの始まりです。

ピザの美味しさに感動する様子

ピザは野菜のジューシーさと甘みが口の中に広がり、控えめにいっても最高。自分が収穫した野菜ということもあり感動的な美味しさです。
そして収穫の時から気になっていた赤万願寺とうがらしは、びっくりするくらい甘い!赤万願寺とうがらしとナスは何も付けずにそのままで十分美味しいのですが、白のヒマラヤ岩塩にナスの皮の色素と栄養素(ナスニン)を移した「なすの塩」を一振りすると、味が引き締まってさらに美味しくなりますよ。こちらはBNRのオリジナル商品なので気に入った方は農園で購入することができますよ。

ナイトファームのイメージ画像

収穫からピザ作り体験まで、終始わくわくしっぱなしであっという間に時間が過ぎていました。
気さくなスタッフさんたちとの会話も楽しく、人に教えたくなるような野菜の豆知識も増え、さらにお土産の野菜までいただける大満足の体験でした♪
10月の中頃まで開催されているので、この楽しさを体験しに、ぜひナイトファームを訪れてみてくださいね。

■■INFORMATION■■

BNRファーム
開催期間:〜10月13日(日)迄※天候などにより変更あり
場所:BNRファーム(京都市西京区大原野上里南ノ町736)
料金:大人(中学生以上) 5,000円、(小学生) 1,000円 ※小学生未満は無料 
※BBQまたはピザ代込、お土産(約2,000円相当分)付
申し込み:https://www.jalan.net/kankou/spt_guide000000217007/
※最寄り駅の阪急「東向日」駅からの送迎サービスあり。希望の方は予約時に備考欄に記載が必要です。

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