古代から歴史の舞台となり、京都と大阪を結ぶ交通の要衝とされてきた竹の里・乙訓エリアの向日市と大山崎町。これまでKYOTO SIDEでご紹介してきた、編集部厳選の向日市・大山崎町のおすすめスポットをまとめてみました!
※竹の里・乙訓エリアの長岡京市については、こちらの記事でご紹介しております。
- 向日市ってどんなまち?
- 向日市おすすめ! 竹&激辛スポット
- 激辛からスイーツまで! 向日市グルメ!!
- KYOTO SIDE編集部の推し土産〜向日市編〜
- 編集部おすすめの向日市激辛コース
- 大山崎町ってどんなまち?
- 大山崎町おすすめ! 美術&歴史スポット
- 大山崎町の“ほっこり”ご馳走グルメ
- KYOTO SIDE編集部の推し土産〜大山崎町編〜
- おまけ)こちらも必見!竹の里・乙訓エリア
向日市ってどんなまち?
京都市に隣接する向日市の面積は西日本で一番小さく、全国でも3番目に小さな市といわれています。JR京都駅から電車で7分ほどの距離にあり、美しい竹の径を有した良質なたけのこが特産品。豊かな自然や歴史の名所などが詰まったコンパクトながらも見所の多いまちです。
まちの魅力をわかりやすく伝えている、向日市の公式動画もチェック!
向日市おすすめ! 竹&激辛スポット
フォトジェニックな竹林スポット! 竹の径
全長約1.8キロの「竹の径(たけのみち)」は「全国遊歩百選」や「歩きたくなるみち500選」にも認定されている、知る人ぞ知る名スポットです。遊歩道沿いには、竹の枝を束ねた「竹穂垣」をはじめ、8種類の印象的な竹垣が連なります。青々とした竹林が心地よく、京都らしいフォトジェニックなスポットです。
激辛の聖地!京都向日市激辛商店街
「激辛の聖地」として知られる京都向日市激辛商店街。2009年に始まった激辛でのまちおこしが成功し、今では日本一辛いもの決定戦・KARA-1GP(カラワングランプリ)など、市民をはじめ多くの人に親しまれています。商店街との名称ですが、実際はまちなかに点在する和食・洋食・中華からスイーツまで、約70店舗が“激辛〜ゆる辛”メニューを用意。辛いもの好きにはたまらないスポットです。
美しき色彩に染まる向日神社
養老2(718)年に創建された向日神社。本殿は室町時代に建築されたもので国の重要文化財に指定されています。春は参道を覆うようにできる桜のトンネル、秋には本殿と祖霊社をつなぐ渡廊を彩る紅葉など、歴史ある建造物を美しい色彩が染め上げ、風情ある光景を見せてくれます。
激辛からスイーツまで! 向日市グルメ!!
一度はチャレンジしてみたい!? 四代目山下とうふ店の「激辛豆乳どーなつ」
阪急東向日駅から徒歩すぐの場所にある「四代目山下とうふ店」では、豆乳を使った優しい味わいのどーなつが販売されています。10種類あるどーなつの中で唯一、土曜・日曜のみ販売される「激辛豆乳どーなつ」は、ギネス世界記録にも認定された世界一辛い唐辛子「ブート・ジョロキア」が練り込まれており、一口食べると辛さに思わず飛び上がりそうになります!! チャレンジする時は、ぜひ片手に飲み物をスタンバイした状態で挑んでください。
激辛&辛口好きさんにおすすめ!焼きたてパン ぷりえの「大辛口チョリソー」
阪急洛西口駅から徒歩7分、新鮮激安市場洛西口店にある「焼きたてパンぷりえ」。毎日50~60種類の焼きたてパンが並ぶなか、おすすめなのがジャンボサイズのソーセージが乗った「大辛口チョリソー」。ペースト状のカレーとスパイシーなチョリソーの相性は抜群! 激辛好きはもちろん、辛口なら大丈夫という人にもおすすめです。
もっちり食感がたまらない♡ちゃばなcafeの「大人のふわもち玄米ロールパンケーキ」
阪急西向日駅から徒歩8分の場所にある「ちゃばなcafe」でいただきたいのは、京ほうじ茶のティラミス「大人のふわもち玄米ロールパンケーキ」。北海道産小麦粉と焙煎方法にこだわった国産玄米粉を使った生地は、もっちりとした食感♪ 京ほうじ茶アイスとラム酒でほんのりと香りづけされたマスカルポーネのクリームを添えていただくと、お口の中はまさにティラミス!
KYOTO SIDE編集部の推し土産〜向日市編〜
簡単便利で美味しさUP! 京都花糀の「塩糀」
東向日駅の東口から歩いて2分のところにある「京都花糀」で販売されている「塩糀」。京都初の上級麹士を取得したオーナーが営むこちらのお店では、昔から日本で食べられてきた発酵食品を販売。使い方は簡単で、食材に塗ったり、揉んで寝かせるだけで味を際立たせてくれます。簡単かつ便利に食材の美味しさをUPしてくれる優れものです!
辛さと旨味がギュッと詰まった辛味工房ギャーの「ギャー油」
「辛味工房ギャー」の看板商品「ギャー油」は、フライドガーリック&オニオン、白ゴマ、アーモンドなどが入った辛さと旨味の詰まった具入りラー油。辛さにはレベルがあり、初級レベルの「ギャー油」、ワンランク上の辛さを誇る「破ギャー油」、シリーズ最強の「噴ギャー油」などの展開もあるので、初級から順番にレベル上げしながらいただくのも楽しいかもしれませんね。
手に馴染む東洋竹工の「竹製品」
日用品から伝統工芸品まで様々な竹製品を取り扱う東洋竹工。京都を中心に全国各地から集められた竹を加工して作られる商品は、職人の手によりひとつひとつ丁寧に削りだしをされているため、手によく馴染むやさしい使い心地が特徴。ウェブショップはもちろん、電話注文でも購入できます。
編集部おすすめの向日市激辛コース
KYOTO SIDEライター陣が挑戦! 京都向日市激辛商店街
名実ともに激辛のまちとしての認知度を高めている京都向日市激辛商店街。あまりの辛さに量販店からもNGが出るほどの青とうがらしを使ったキャンペーンを期間限定で行うなど、“激辛問題”にも挑む商店街にKYOTO SIDEライター陣が突撃! KARA-1GP優勝店から唐辛子の魔術師が営むお店まで、辛いけど美味い!! 激辛コースをご紹介。
※記事内には、現在は閉店されたお店も含まれています。
大山崎町ってどんなまち?
大山崎町は京都盆地の南西端である乙訓地域の南部に位置し、大阪府にも隣接しています。まちには天下分け目の戦いで知られる天王山や、桂川、木津川、宇治川の3つの川が合流点があり、豊かな自然と風土に恵まれた風光明媚なまちです。
大山崎町おすすめ! 美術&歴史スポット
天王山で山崎合戦古戦場を辿る
羽柴秀吉と明智光秀の戦い「山崎の合戦」の主戦場となった大山崎町。その際、敵の動きを把握できる重要な場所として陣取り合戦が行われたのが天王山です。現在はハイキングコースとして訪れる人が多く、コースに設けられた「秀吉の道」には秀吉の天下取りをテーマに、本能寺の変、中国大返し、山崎の合戦、秀吉の制覇の歴史物語を壮大な陶板絵図の絵巻物で辿ることができます。
大山崎周辺で最古の神社「自玉手祭来酒解神社」
天王山の頂上付近にある「自玉手祭来酒解神社(たまてよりまつりきたるさかとけじんじゃ)」は、創建年ははっきりとしませんが、奈良時代には既にあったと伝わる大山崎周辺で最古の神社。現在の本殿は1820(文政3)年に再建されたもので、登録有形文化財に指定されています。
大パノラマが広がる青木葉谷展望広場
ハイキングコースとして人気の天王山の七合目付近にある青木葉谷展望広場からは男山と木津川、宇治川、桂川の3河川が合流する景色が望めます。よく晴れた日には約35キロ離れた先にある、大阪の「あべのハルカス」までも見渡せる大パノラマが広がります。
秀吉ゆかりのスポット「宝積寺」
天王山の登山口でもある宝積寺(宝寺)は山崎の合戦時、羽柴秀吉が本陣を置いていた場所といわれています。境内には秀吉が一夜で建立したと伝わる三重塔や、秀吉が腰かけたといわれる出世石など、ゆかりのスポットがたくさん。また、重要文化財に指定されている閻魔大王などの文化財も見応えがあります。
日本モダニズム建築の傑作! 聴竹居
国の重要文化財に指定されている「聴竹居」は、1928年(昭和3)に建築家・藤井厚二の自邸として建てられたもの。日本の気候風土と日本人のライフスタイルに合った「日本の住宅」の理想形といわれています。
唯一現存!! 千利休が作った茶室「待庵」
大山崎駅から徒歩5分の所にある臨済宗東福寺派の寺院・妙喜庵の「待庵(たいあん)」は千利休が作った唯一現存する茶室です。利休の侘び茶の知恵と匠の技術が融合された日本最古の茶室建造物であり、国宝にも指定されています。見学には約1か月前から事前申し込みが必要です。
隅々まで鑑賞したい! アサヒビール大山崎山荘美術館
レトロクラシックな近代建築が魅力的な大山崎山荘。現在は「アサヒビール大山崎山荘美術館」として公開され、モネの『睡蓮』や河井寛次郎などのコレクションでも知られています。大正から昭和初期に建てられた本館と、安藤忠雄氏設計の地中館「地中の宝石箱」、山手館「夢の箱」からなり、展示はもちろん建築や庭に至るまで見どころ豊富な美術館です。
9つもの橋が並ぶ姿は圧巻! 大山崎ジャンクション
大山崎ジャンクションは名神高速道路、京滋バイパス、京都縦貫自動車道の3つの道路が交差するジャンクション。9つもの橋が横並びで建つ迫力は素晴らしく、これだけの数の橋が並んでいるのは珍しいのだとか。夜間に車のライトで照らされる橋は迫力があり、近未来的な雰囲気が漂います。
大山崎町の“ほっこり”ご馳走グルメ
コーヒー豆本来の風味を堪能! 大山崎 COFFEE ROASTERSの「コーヒー」
阪急大山崎駅から徒歩8分の所にある「大山崎 COFFEE ROASTERS」では、地域の幅広い世代と趣向の方にコーヒーを楽しんでもらえるよう、豆の産地や品種、風味を特定することなくバラエティ豊富に高品質な豆を取り揃えています。風味がギュッと詰まった雑味の少ない焙煎で、それぞれの豆の個性をストレートに引き出したコーヒーの豊かな風味を楽しむことができます。
オーガニック野菜をふんだんに使用 Relish食堂の「季節のお昼ごはん」
「Bio&Locally」をコンセプトにオープンしたRelish食堂では、体に優しいオーガニックランチがいただけます。近隣の農家から仕入れるオーガニック野菜をふんだんに使った月替わりランチ「季節のお昼ごはん」は、旬の食材を活かして丁寧に作られたもの。昔ながらの製法できちんと作られた味噌や出汁の美味しさは、普段の食事を見つめなおすきっかけになるかも。
美しい景色を眺めながらいただくアサヒビール大山崎山荘美術館 喫茶室の「ワインケーキ」
アサヒビール大山崎山荘美術館の2階にある喫茶室では、紅茶や定番のワインケーキをはじめ、企画展示に合わせた期間限定の特別ケーキなどがいただけます。テラス席では写真のような風景を眺めながら、ゆったりとしたカフェタイムを楽しめます。
KYOTO SIDE編集部の推し土産〜大山崎町編〜
見た目も香りも上品な「AROMA × BAMBOO アロマディフューザー「ゆり籠」」
熟練の職人技によって幅と厚みを抑えながら加工し、竹ひごを「四海波」と呼ばれる美しい形に編み上げた上品な見た目のアロマディフューザー。籠に入った竹のカンナくずにアロマオイルを落とせば、竹の繊維がオイルを吸い上げ、優しい香りを広げてくれます。
バニラビーンズの香り漂うCafe IMAMURA「キリンぷりん」
スーパー・ラブリー円明寺内にかまえるCafé IMAMURAが販売する「キリンぷりん」は、大山崎町にゆかりのある明智光秀が主人公の、NHK大河ドラマ「麒麟がくる」にちなんで作られたもの。たっぷりの生クリームを使い、湯煎でじっくり過熱したなめらかなプリンにバニラビーンズの香りが漂う贅沢な一品です。
おまけ)こちらも必見!竹の里・乙訓エリア
現在、乙訓エリアでは春のスタンプラリーを開催中▼
乙訓エリアのもうひとつのまち「長岡京市」についてはコチラから▼